無伴 伴うものは無し

2019/07/07 16:59
建築家 白井晟一は書をよくしたという。建築家・白井晟一の著作にみる習書の意味ではこう書かれている。白井は建築家でありながら、1960年頃から晩年に至るまで、書の手習いに没頭し、一日の半分を習書で埋める生活を送った。磯崎新は白井の最初に出版された書の本に「無伴」と書き、「雲伴居」の工事現場で倒れたと書いている。 白井晟一と雲伴居 – Shinji Yokoyamaを読む。こう書かれている。書家としても知られた白井晟一は比較的始めに「無伴」という書を残している。..

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磯崎新のプリツカー賞受賞

2019/03/06 19:11
磯崎新氏のプリツカー賞受賞をしり、速報:2019年プリツカー賞は、磯崎新。 | カーサ ブルータス Casa BRUTUSという記事を読んだ。 この記事では先行して受賞した建築家の名前を明記している。 丹下健三、槇文彦、安藤忠雄、妹島和世+西沢立衛、伊東豊雄、坂茂 記事では代表作の写真が掲載されている。実際にみたのはつくばセンタービル(1983)、ロサンゼルス現代美術館/MOCA(1988)くらいだ。 森山さんはtwitter で結構辛辣なことを書いている..

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森山高至『非常識な建築業界 』

2018/04/07 17:11
森山高至『非常識な建築業界 「どや建築」という病』光文社新書を読む。 森山さんとといえば、新国立競技場問題がテレビで報道されていた際にはじめて存在をしり、今回その著書をよんでみようと思った次第だ。 バブルの時代に建てられた建築家の自己表現の結果としてのドヤ建築、その歴史を辿っての評はなかなか面白かった。 とはいえ、P.99に紹介されている建築家の篠原一男氏が言い切ったという言葉「建築は写真表現である」はそれはそれで納得いくものではある。みて楽しむものとしての建築、私はそ..

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吉村順三建築展

2015/12/23 16:13
2005-12-25 19:32:23 | 東京藝術大学 大学美術館で開催された『吉村順三建築展』最終日にでかけた。 李禹煥の展覧会、最終日でも余裕だったので、高をくくっての本日の参加だったが、会場、狭いこともあり、雪舟展 最終日のような込み具合だった。 「湘南の家」の打ちっぱなしのコンクリートの外壁の美しさは白黒写真からも窺われる。そうして、模型をみて、その造形の美しさに驚き、しばし、眺める。 もちろん、軽井沢の山荘の宙に浮かぶ建築を模型をみて実感として感じ、..

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『小さな森の家』 吉村順三

2015/12/23 15:50
2005-12-09 05:46:23 | NHKの番組をみたことにより、吉村順三『小さな森の家』(建築資料研究社)を読む。 そのフォルムの美しさと計算された設計による心地よい空間の創出を楽しむ。写真と図面により、まるで、軽井沢の山荘をめぐり、部屋を移動している気分になる。 特に、P.43の2階踊り場から階段室を見下ろした写真(白黒)の美しさに息をのむ。そう、それはまるで、別の世界への入り口であるかのように..... 昨今の構造計算書偽造問題などからは遠く離..

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三鷹天命反転住宅  荒川修作

2015/12/23 07:07
2005-10-17 23:18:10 | 東京新聞で10月13日、荒川修作の「反バリアフリーの家」という「三鷹天命反転住宅」の紹介の記事を読む。 「あえて不便にした造りは、生活のなかで体を使うことを迫り、健康へつなげていこうという発想から生まれた」と書かれ、かつて、ICCで講演していた死に抗う建築の実現といえる。入居希望者のみの内覧会が開かれるということだ。 「家具も普通に置けないし収納スペースもほとんどない」ということだが、その不便さはちょっと想像つかない。荒川が..

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