骨転移11未満の場合の治療

2020/02/10 18:52
千葉大学の泌尿器科の山田 康隆氏を筆頭著者とする論文、Prostate. 2020 Feb 3. doi: 10.1002/pros.23958.を読む。 metastatic castration-naïve prostate cancer (mCNPC):(転移性去勢ナイーブ前立腺がん)に対して初期より強力な全身治療が有効であるという知見が得られている 1) がそれは人種によって異なるのではないかという観点でのコホート研究である。 1999年から2017年の間に、..

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手術と手術後のアジュバント放射線療法のランダム化試験

2020/02/05 16:22
今までサルベージ放射線療法と術後アジュバント放射線療法の比較に関しては以下のブログ記事を書いた。 ・サルベージ放射線療法と術後アジュバント放射線療法の比較 ・サルベージ放射線療法と術後アジュバント放射線療法の比較 その2 昨年末、Google Scholar で検索しEur Urol,76 (5), 586-595 Nov 2019を見出し、サイトに紹介記事を書いた。 ・手術後の補助放射線療法実施と観察のランダム化比較試験 アジュバント群のほうが観察群よりP..

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Free PSA/total PSA比(F/T比)

2020/02/04 10:04
調査研究助成 平成23年度(第38回)|大和証券ヘルス財団よりリンクされている50歳台健常日本人における総前立腺特異抗原(total PSA)と遊離型PSA測定:大規模疫学調査を読んだ。 「はじめ」にこう書かれている、一般に PSAと称されているのは total PSAであり、その血中での存在様式は蛋白質と結合した結合型 PSAとフリーな形で存在する free PSAとに大別される。この存在様式の比率が前立腺癌と非癌との鑑別に通ずるのではないかと、以前から注目されている..

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滋賀医科大の中間リスクに対する小線源治療の論文

2020/01/30 21:28
[特別寄稿]黒薮哲哉 : デジタル鹿砦社通信に岡本圭生医師の話としてこう書かれている。わたしが執筆した中間リスクの前立腺癌に対する小線源治療についての論文が1月に掲載されます。10年間で397例のうち、再発は3例。7年の非再発率は、99.1%です。Google Scholar で"brachytherapy Okamoto"で検索し、次の論文をみいだした。 Clinical outcomes of low-dose-rate brachytherapy based radi..

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断端陽性の数、長さはPSA再発を予測

2020/01/04 13:28
大晦日、伊丹祥隆氏の論文、根治的前立腺摘除術における切除断端陽性例での生化学的再発に関する予測因子 をみつけた後も検索を続け、次の論文を見出した。 BMC Urol. 2019 May 15;19(1):37.、full text 1992年1月から2013年12月の間にマルセイユ(フランス)の2つの大学センターで実行された1275例の手術をもとにしたレトロスペクティブ研究である。 患者 を以下のように分類 fPSM:1つの断面図に存在する直線長が3 mm以下..

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2019年の終わりの日に 断端陽性 再発率

2019/12/31 19:01
2019年も後5時間ほどで終わりだ。年の終わりにさほどの感懐はないが、今年は比較的いい年だったと総括する。 第一はIMRT治療後5年過ぎて5年PSA非再発を達成したこと。 第二は先般の大腸内視鏡検査でなにも問題がなかったこと。 第三は身内のはなしではあるが、嬉しいできごとがあったこと  具体的な内容の公開は差し控える。 趣味として将棋のインターネット中継をみているが、断固応援していた豊島さんが竜王名人となったことはとても嬉しかった。 そうしてちょっと応援してい..

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