諸外国の自殺死亡率

小林武彦『なぜヒトだけが老いるのか』講談社現代新書を読み進めている。
P.183に図6-11 世界の自殺率として令和4年版自殺対策白書|自殺対策|厚生労働省からのグラフが載っていた。

第1章 自殺の現状の7 海外の自殺の状況からのグラフである。
⑵ 諸外国の自殺の状況のグラフを転載したものだ。

韓国がダントツで多いのはどうしてなのだろうか。経済の発展が自殺現象に寄与しないのはどうしてなのか、逆に格差が広がっての結果なのか。
白書にはこう書かれている。
「日本」は15.7で6番目に高かった(第1-31図)。
男女別にみると、諸外国でも男性の自殺死亡率は女性より高いことがわかる。日本についてみると、男性は22.7で12番目、女性は9.1で2番目に高い自殺死亡率となっていることから、日本における女性の自殺死亡率の高さがより深刻であることがわかる。
日本はいろんな意味で女性が生きていくのが難しい国なんだろう。

第1-31図は「諸外国の自殺死亡率」という表題がつけられている。以下の注釈がある。
「死亡率」とは、人口10万人当たりの死亡数をいう。
令和5年版自殺対策白書|自殺対策|厚生労働省

中居正広は発言せずにテレビから消えた

Arc Times 1/23(木) 16:30~ 緊急ライブ(尾形聡彦×中森明夫)【中居正広氏、引退表明/追い込まれた末/中居氏、フジは会見で語れ】をみはじめた。

唐突な会見無しの中居正広の芸能界引退をうけての動画であり、中森明夫はSMAPファンを公言しどちらかというと中居よりの発言はちと、頷けない。

中居は決してMC能力が高いわけではなく、元SMAPのメンバだったということでTV界に残っていたにすぎない。情報番組での司会をみるとなんともいやな感じがし、その番組をみるのはやめた。
とういうわけで私は中居の引退をなんら残念とは思わない。

歌えない踊れない中居は松本人志のようなハラスメントのような振る舞いも番組であったときく。
中居性加害事件を契機として少しは芸能界はクリーンな世界となるのだろうか。
枕営業をいった言葉が死語となる日は果たしてくるのだろうか。

清水ミチコの動画に導かれ abscopal effect

清水ミチコのライブの動画を視聴していた際、以下の動画がお勧めに表示された。
講演3「進行前立腺がんの治療と薬物療法の現在地」 佐藤 威文
Mo-FESTA CANCER FORUM(モーフェスタキャンサーフォーラム)2024での講演のひとつである。今更ながらということで、飛ばし見をしていたところ、アブスコパル効果(abscopal effect)に関する話が興味深かった。
https://youtu.be/ACYDe_p2ZYA?t=1610

そうして論文、Br J Radiol. 2024 Aug 1;97(1160):1378-1390. の概要を説明した箇所は示唆に富む。
https://youtu.be/ACYDe_p2ZYA?t=1692

その後も他の論文による説明は続くが、いまは原論文をそれ以上確認する元気はない。

今朝は清水ミチコの以下の動画が表示されたので見た。
大竹しのぶさん対談

大竹しのぶの十分に意図した天然キャラはそれを出すことで芸能界で生息するのに楽であることを清水ミチコは冷徹に示すが、それに動じることはない。
通り一遍の挨拶用語、常識的な言葉遣いを止揚した大竹しのぶはそれを期待する男性からは魔性の女ということだろう。

さらに次の動画
「師に学ぶ」〜黒柳徹子さんと対談

黒柳徹子の平野レミのモノマネは秀抜だ。レミと同じような早口でそんなに相手に伝わるということを気にしない話し方を平野レミはしているので、似せるのも容易だろう。

【清水ミチコの憧れ】 矢野顕子特集

鳥取大学のIMRTとトリモダリティのPSA非再発率比較

前立腺がんに関する興味は減じてきたが、PSA非再発率を報告した論文を調べる検索式を久々にGoogle Scholarで実行し、以下の論文をみいだした。
Yonago Acta Medica 2025.02.002full text

鳥取大学の放射線治療科の北川寛(きたがわゆたか)氏を筆頭著者とす高リスクの局所性前立腺がんに対するホルモン治療を併用したIMRTとトリモダリティを比較した論文である。

2010年から2021年に治療を受けたGSは8以上、Tステージ3a以上、グリーソンスコア8以上の患者が対象である。

ホルモン治療は放射線治療の6か月前に開始され、放射線治療後2年間継続された。

IMRT:238人
トリモダリティ:91人

以下のようなPSA非再発率だった。

IMRT
5年PSA非再発率:94.9%
7年PSA非再発率:91.8%

トリモダリティ
5年PSA非再発率:96.2%
7年PSA非再発率:91.5%

リスク因子によるPSA非再発率
full textの以下の図を参照のこと。

IMRT Fig. 2. のA
リスク因子が1-2個の場合 5年PSA非再発率:95.8%
リスク因子が3個の場合  5年PSA非再発率:91.8%
リスク因子が1-2個の場合 7年PSA非再発率:95.8%
リスク因子が3個の場合  7年PSA非再発率:75.6%

トリモダリティ Fig. 2. のB
リスク因子が1-2個の場合 5年PSA非再発率:96.8%
リスク因子が3個の場合  5年PSA非再発率:94.1%
リスク因子が1-2個の場合 7年PSA非再発率:91.4%
リスク因子が3個の場合  7年PSA非再発率:94.1%

Table 1. より T3a以上が IMRTが146人 (61%) 、トリモダリティが53 人(58%)ということなのでIMRTを受けた患者とトリモダリティ治療を受けた患者とでステージはそう差はない。

高リスクに対するTRIP試験の結果でトリモダリティのホルモン治療の期間を検証するTRIP臨床試験の参加病院についてのサイトの以下の記事をリンクした。
http://flot.blue.coocan.jp/cure/TRIP.html

鳥取大は12人が参加していてそれなりの数である。
今回報告した7年PSA非再発率で90%を超えるの値というのはそれなりに優秀であるといえる。

なお、full text のTable 2によるとIMRTの照射回数Gyとしてつぎのように書かれている。
MHF: 70 Gy/28 fractions 67 (28.2%)

私の参加した寡分割照射の臨床試験と同じ照射で治療を行った人が67 人もいたということは一般的になりつつある証左といえるかもしれない。


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