大学の授業などで音楽の「様式感」と身体性の関係について説明するときの聴き比べる曲についての説明だ。
曲はセロニアス・モンクのMonk's Pointであり、自演のアルバムSolo Monkからの演奏とJoanna MacGregorのアルバム、"American Classics"からの演奏とだ。
youtube musicより二人の演奏を示す。ジョアンナ・マクレガーは本で示されたアルバムがなかったので、Broadway Arrangementsと題されたJoanna MacGregor作成のプレイリストより提示。
モンク
ジョアンナ・マクレガー
最初にジョアンナ・マクレガー、次にモンクという順番での試聴とのことだ。ジョアンナ・マクレガーの演奏についてはこう書かれている。
クレシェンドやデクレシェンドの陰影は完璧な滑らかさでまるでガーシュインのようだ。モンクの演奏については以下の記述。
続いてモンクの録音を聴かせた途端、オーディエンスの空気がいつも一変する。突如として異次元の空間が出現するのだ。……リズムは奇妙にひきつって、まるで「どこかの少しいかれたおじさん」が弾いているようだ。にもかかわらず、この演奏がひとたび鳴り響き始めるやいなや、すべての音が強烈な生命力をもって聴く者の耳に焼きつけられるのである。ピアノの先生の集まりで話をしたときを除いて、モンク推しという結果になったとのことだ。
これは多分に順番も関係しているだろう。最初にモンクの演奏をきかせたら、違ったと思う。
ごつごつとした演奏であっても力強い演奏がジョアンナ・マクレガーの知的で優雅で楽しい演奏を吹き飛ばしたのだろう。
ちなみに私はモンクあまり好きでないので、指定の順番できいてもジョアンナ・マクレガー推しだ。
ジョアンナ・マクレガーの演奏するScarlattiの Keyboard Sonatasを流す。
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