一部の前立腺がんにSBRTが標準治療の選択肢となる可能性

転移性前立腺がん患者の多くが推奨治療を受けていないがん治療・癌の最新情報 | リファレンスの記事を紹介した。元となった記事が掲載されているCancer Currents: An NCI Cancer Research Blog - NCIより少し調べ、SBRT Proves Effective for Some Prostate Cancers - NCIをみつけた。

この記事も「がん治療・癌の最新情報 | リファレンス」に載っているかもと思い、検索し以下の記事を見いだした。
一部の前立腺がんに定位放射線治療(SBRT)が標準治療の選択肢となる可能性 | がん治療・癌の最新情報リファレンス

こう書かれている。
前立腺がんの放射線治療を受けている男性の一部は、通常最低20回の治療を要するところ、わずか5回の治療に短縮できることが大規模臨床試験結果で示された。

試験参加者の大半の前立腺がんは、治療後に再発するリスクが中程度であった。体幹部定位放射線治療(SBRT)と呼ばれる短縮治療を受けた男性は、4~8週間かけて行われる一般的な放射線療法を受けた男性と比べて、その後5年間のがん再発リスクが高くなかったことが研究で分かった。
研究結果は2024年10月16日にNEJMに掲載された。
https://www.nejm.org/doi/10.1056/NEJMoa2403365

中間リスクに対してSBRT従来の照射に対して非劣性であることが実証された臨床試験、PACE-B ClinicalTrials、NCT01584258の解説である。

最後の次の文は当然というべきだが、何がなんでもSBRTといえないということを示している。
Gaines医師は、米国の病院の中には、このタイプのSBRTを行うための訓練をまだ受けていないところもあるが、その場合でも男性患者は、長い放射線治療スケジュールでは治療の質が劣ると感じるべきではないと述べた。「それは不便かもしれませんが、がん抑制という点では同程度に良好です」と同氏は述べた。
日本においては実施している病院はそう多くないと思われる。

NEJMには「Accurayらが資金提供」と書かれている。
放射線治療機器 | Accuray

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