昭和大学は小線源治療の流行り廃りに関係しない

昭和大学泌尿器科の押野見和彦氏の動画でこう書いた。
昭和大学病院ではロボット支援手術、昭和大学江東豊洲病院では小線源治療というすみ分けということだろう。
昭和学士会誌 第81巻 別冊〔 26-32 頁,2021 〕に昭和大学医学部泌尿器科の小川良雄教授の最終講義の内容が載っていた。以下のように書かれている。
前立腺がん治療では,一時期さっきの小線源が流行ったら,皆,その治療を行いました.今はダビンチ手術ばかりですが,本当にそれでいいのか.
前立腺がん治療の流行りについてはこう書かれている。
前立腺がんの治療には流行があります.私の入局した頃は,ホルモン療法が主体でした.手術を開腹で行うと大量の出血を伴う時代でした.その後,放射線治療が始まりました.体外照射治療についで,内照射治療(Brachytherapy)が広がりました.前立腺に直接小さい針を埋め込みます.この治療は,今回,教授になられた深貝先生と森田將先生がハワイ大学に行って,テクニックを学んで始めました.東京医療センターと本学が双璧をなす数を施行しました.現在では,1,000 症例以上になっています.この治療は 2 泊 3日の入院で済みます.
昭和大学 医学部 泌尿器科学講座主任教授の深貝 隆志主任教授挨拶には以下のように書かれていて昭和大学病院も小線源治療が行われているようだ。
2014年から江東豊洲病院での小線源治療開始に伴って、休止していた昭和大学病院の小線源治療も2021年7月より再開し、2つの病院を併せこれまで1500例以上の症例を検討し、充実した体制を築き上げております。
いずれにしろ、小線源治療を学び開始した人が主任教授となったので、昭和大学病院で小線源治療が再開され、昭和大学として縮小ということにはならない模様だ。

ブログ村に参加しています。クリックしていただけると嬉しいです。
にほんブログ村 病気ブログ 前立腺がんへ
にほんブログ村

この記事へのコメント