裁判所での「空耳アワー」

「誰が言ったか知らないが、言われてみれば確かに聞こえる」という言葉で始まる「タモリ倶楽部」でのコーナーとして放送された「空耳アワー」、放映時は面白がって視聴し、いまもたまにyoutubeでみて、いささか強引なセリフのあてもあるが、楽しんでみている。

タモリも判決にビックリ? 「強盗だ!」と「Go to a Door(ドアに行け)」の“空耳”が争点になった異色裁判で出た「驚きの結論」 | 文春オンラインを読む。こう書かれている。
事件が起きたのは昨年6月。検察側はオットー被告が2階ベランダに上って住民男性を「強盗だ!」と脅し、スコップを押しつけてけがをさせたと主張していた。

「一方の弁護側はまさかの無罪主張でした。住宅からガソリンの匂いがしたため、火事が起きる恐れがあると感じて住民に避難を呼びかけるために『Go to a door』と言ったというのが弁護側の理論でした」
容疑者のオットーさんが「空耳アワー」を視聴していたのかあるいは弁護士が愛好者だったかわからないが、強引な主張だ。当然、認められず、懲役2年の刑となった。

裁判時に容疑者が実際『Go to a door』と発言し、「強盗だ」と聞こえるかどうかの「空耳アワー」は多分実行されなかっただろう。
たとえ聞こえたとしても2階ベランダに上ったという住居侵入の際の発言ということで一顧だにされなかったのは当然だろう。

裁判の際、"Go to a door"以外に空耳で誤解されたことがあったということを主張したのかどうか知りたいところではある。

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