竹村論文
PSA非再発率は以下のとおり。
5年PSA非再発率 95.3%
8年PSA非再発率 91.9%
対象の患者112人の内訳は以下のとおり。
T3 53人 (47.3%)
T4 8人 (7.1%)
サイトの山本健太郎氏の論文 VMAT治療成績で紹介した東大病院の山本健太郎氏の論文の高リスク患者のPSA非再発率は以下のとおり。
5年PSA非再発率 90.0%
この論文の対象は低リスク、中間リスクも含まれるが、高リスク患者134人の内訳は以下のとおり。
T3 51人(38%)
T4 2人(1.5%)
トリモダリティと呼称されている小線源+ホルモン療法+外照射での治療で高リスクに対して高いPSA非再発率を報告している滋賀医科大病院の岡本圭生氏の論文のPSA非再発率は以下のとおり。
5年PSA非再発率 95.2%
対象の患者143人の内訳は以下のとおり。
T3a 70人 (48%)
T3b 20人 (14%)
T4 1人 (0.7%) (位は山本論文での計算に合わせた)
病期T3以上の患者の割合は確かに岡本論文では6割を超えていて症状の進んだ患者を対象としている。
竹村論文ではT3以上が54%だ。
竹村論文でT4の割合が多いことをみると、T4患者はVMAT+全骨盤照射の治療を受けるということを考えることができるかもしれない。
とはいっても、多根総合病院以外でこのような治療を行っている病院を私はしらない。
また、東大病院はSBRTにシフトし、いまはVMATによる治療を行っていないと思われる。
GSについて以下に記す。
竹村論文
GGGで示されている。GSとGGGについては以下の記事を参照のこと。
http://inves.seesaa.net/article/456513685.html
GGG 4 41人 (36.6%)
GGG 5 36人 (32.1%)
岡本論文
GS
8 68人 (48%)
9 25人 (17%)
10 3 人(2%)
GS 9及び10に関しては圧倒的に竹村論文の患者が多い。
年齢に関しては以下のとおり
年齢中央値
竹村論文 72歳
山本論文 71 歳(中間リスク、低リスクを含めた値)
岡本論文 66歳
……2024/10/3 GSに関する記述を追記
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