IMRT治療、9年を過ぎての診察 思いがけない卒業

今日、一年ぶりの診察ということで病院へでかけた。
PSA は0.123で、泌尿器科の主治医は低い値といっていたので、私はもう来なくていいですかと端的にきいた。
今まで何度か同じ質問をしたことがあったが、10年フォローということになっているという答えだったので、今回も同じことをいわれると思っていたら、今日は今日で診察終わりでもう病院に来ることないとのことだった。
思いがけない言葉で、卒業はあっけなかった。

予想していなかったので嬉しいという気持ちにはすぐにならなかった。
1句詠むという気分になるはずはなく、サイト、ブログ、または掲示板で書き連ねた文が、そう、それらがパラパラ落ちていく感じだ。
64歳から9年間、前立腺がん患者であった長い時間は過ぎ去り、今度こそ、スーザン・ソンタグのいう「健康な人々の王国」に完全に復帰した日であることを素直に喜ぶ。

サイトのページ、PSA推移を更新した。
今後、更新されることはない。

ブログ村に参加しています。クリックしていただけると嬉しいです。
にほんブログ村 病気ブログ 前立腺がんへ
にほんブログ村

この記事へのコメント

  • さっちゃん

    石葉様
    「探索の日々」探し求めた日が来たのですね。
    病気を克服できたことは、本当にすごいことだと
    心からおめでとうございますと申し上げます。
    2024年01月11日 19:36
  • コメント ありがとうございます。
    主治医から開放の言葉をきいたとき、「嬉しい」というより
    予想していなくて、ちょと戸惑いました。

    そうして書き連ねたがん関係のブログ記事がこと、私にとっては
    不要なものと思い、なんとなく虚しいなと思いました。
    もちろん削除する気はないですが。

    翌日、一句詠みました。
    今日からは憂いなくなり文字は消え
    2024年01月11日 19:55