お勉強409:前立腺癌サルベージ治療、まとめ再びにこの論文について以下のように書かれている。
・SPIDER手術後、4週目でPSAは0.1ng/ml未満であった患者でPSA再発した(2回の測定でPSA値が0.2ng/ml以上上昇)患者が対象である。それに加えて以下の検査で前立腺摘除床にmacroscopic local recurrence (MLR) 病変が可視化された患者のみが対象だった。
https://doi.org/10.1016/j.euo.2023.02.013
PET(F-fluciclovineかPSMA)で
局所のみの病変でdoseーescalation
72Gy以上でそれ以外よりPFS改善(II相試験)
functional imaging (multiparametric magnetic resonance imaging, positron emission tomography/computed tomography [PET/CT] choline
PET/CT prostate-specific membrane antigen)
コリンPET/CT、PSMA-PET検査のことかと思われるが、仔細はちょっと調べてもよくわからない。
16 の病院 (フランス 11 施設、イタリア 4 施設、スイス 1 施設) で実施された後ろ向きの多施設国際研究で対象患者数は363人である。巨視的(肉眼的)局所再発に対しては72Gy以上の救済放射線治療が有効ということで、精緻な画像診断で確認できた臨床的再発に対しては救済放射線療法において線量増加が効果があったという研究である。
結論にはこう書かれている。
機能的画像データを統合したこの現代的研究において、我々は前立腺床にMLRを有する患者に対し、72Gy以上の線量漸増によるSRTの潜在的有効性を、許容可能な毒性プロファイルで見出した。このMLR線量漸増戦略を検討するプロスペクティブなデータが待たれる。
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