明石順平『全検証コロナ政策』

明石順平『全検証コロナ政策』角川新書を読み始める。どこでしったのか定かではないが、いまやコロナ禍は去ったことになった昨今、この表題に導かれての読書だ。
明石さんはブログ、モノシリンの3分でまとめるモノシリ話を開設している。

第一章 コロナの現実ということで、日本におけるコロナの現状が書かれている。
2020年、2021年、2022年の年ごとの新規感染者数、陽性率(新規感染者数/検査実施人数)の棒グラフがまずあげられている。

ブログの「無視コロナ」VS「第9波」には新規感染者数と死者数及び陽性率のグラフが載っている。
このブログ記事には下水サーベイランス(山梨県、小松市、札幌市)のグラフも載っている。私は
5月8日に感染状況の全数把握は終わり、定点観測の値を住んでいるところの1週間ごとに発表される値をフォローしているが、札幌市の下水サーベイランスもフォローしている。
少し減少に転じているのは喜ばしい。

本のP.24に載っている「新型コロナの年代別の死者の割合」の円グラフをみると少し驚いた。
3年間の死者数の累計の年代別の割合を示したものだ。

90代:28.95%
80代:40.47%
70代:19.80%
60代:6.35%

60歳以上で全体の95.6%

70歳以上が多いというのは漠然としってはいたが、こう数値をつきつけられると、やはり改めて恐ろしくなる。
ブログに書かれている以下の文を実感をもってかみしめる。
「無視コロナ」作戦である。

だが、あなたの周りでも感染者がぞくぞく出てきているだろう。

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