弘前大学の高リスクに対するロボット支援手術の治療成績

古家氏の論文で高リスクの患者を対象としてLHRH agonist (ゾラデックスまたはリュープリン)とestramustine (エストラサイト)による手術前の治療を行った場合がそうでない場合よりPSA非再発率がよかったという論文を紹介した。

5年PSA非再発率
術前治療あり 90.4 %
手術単独 65.8 %

ロボット支援手術でも同じことがいえるか関心があった。
弘前大学大泌尿器科准教授の米山 高弘氏を筆頭著者とする論文、Japanese Journal of Endourolog 33:325-329: ハイリスク前立腺癌に対する術前内分泌化学療法後のロボット支援前立腺全摘術 (RARP) の治療成績にLH-RH analogue+低用量エストラムスチンによる術前内分泌化学療法6カ月施行後にロボット支援前立腺全摘手術を行った結果が報告されている。

高リスク前立腺がん患者344人が対象である。

5年PSA非再発率は83.6%だった。

先の論文の結果より結果はよくない。といっても83.6%というのは優秀なデータである。

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