東京医療センターでは小線源治療の外照射併用は寡分割照射

泌尿器科 - 独立行政法人国立病院機構 東京医療センターを久々に訪問し、前立腺癌に対するヨウ素(I-125)シード線源を用いた小線源治療の説明(第19版)をみる。

外照射併用の場合、従来、計45Gy(1回あたり1.8Gy, 25回)照射を行ってきたが、計37.5Gy(1回あたり2.5Gy,15回)の照射を実施していると書かれている。線量を増加した理由としては「当院では豊富な経験から高度な技術を応用できるため」と書かれている。  P.4
さらに独自なリスク分類の表を示し、中間リスクは外照射併用と書かれている。 P.7-P.8

寡分割照射法の臨床試験の結果で臨床試験に参加した2病院がすでに1回あたり2.5Gyの寡分割照射を実施していることをサイトで公開していることを書いた。小線源治療における外照射併用の場合も寡分割照射を実施している病院が存在することをしった。ただし、他院で外照射を実施する場合は 25回ということで、寡分割照射が一般的になっていることを想定していない。

なお、P.8に「長い通院ができない方には25Gy(5回)の超短期照射が可能」と書かれている。
前立腺癌 (5日間)|当科の治療 | 東京大学医学部附属病院 放射線科 放射線治療部門によると東大病院では「8グレイ*5回」でのSBRT治療を行っているので、1回あたり5Gyというのはそう難易度が高いとはいえないのだろう。

……投稿後追記
大船中央病院ではこう書かれている。
外部照射の回数は、以前は平日毎日25回(1.8Gy × 25回=計45Gy)としていましたが、2021年からは平日毎日15回(2.5Gy × 15回=計37.5Gy)に変更しています。


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