オリゴメタの場合転移巣に対する放射線療法追加は有効(ランダム化試験の結果)

進行前立腺がん転移巣への放射線療法+ホルモン療法がPFSを改善 | 海外がん医療情報リファレンスを読む。
radiation therapy plus hormone therapy improves progression-free survival for men with advanced prostate cancer | MD Anderson Cancer Centerを翻訳したものだ。
こう書かれている。
オリゴメタ(少数の転移巣)がある前立腺がん患者を対象に、間欠的ホルモン療法に転移巣に対する放射線療法を追加することで無増悪生存期間(PFS)が改善したことを、テキサス大学MDアンダーソンがんセンターの研究者らが明らかにした。多施設共同のEXTEND試験の結果が10月25日、2022年米国放射線腫瘍学会(ASTRO)年次総会で発表された。
オリゴメタは画像検査で確認される転移巣が5個以下と定義され、限局性のがんと広範囲に転移したがんの間の過渡的な状態と書かれている。期間については次の記述。
追跡期間中央値22.1カ月の時点で、併用療法を受けた男性では無増悪生存期間中央値にまだ到達しておらず、ホルモン療法のみを受けた男性の無増悪生存期間中央値15.8カ月よりも有意に改善したことが示唆された。
87人の男性が放射線療法+間欠的ホルモン療法またはホルモン療法単独のいずれかを受けるように無作為化された試験であり、オリゴメタに対して放射線療法を追加することが有効であることがランダム化バスケット試験で示されたといえる。

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