順位戦における裁定について

日本将棋連盟は佐藤九段の反則負けの裁定について経緯と詳細を報告した。
https://www.shogi.or.jp/news/2022/10/post_2196.html

こう書かれている。
佐藤九段が約30分に渡るマスクの未着用を2回行ったことから、中継映像を確認の上で弊社団役員間にて協議を行い、臨時対局規定第3条に基づいて佐藤九段の反則負けと裁定致しました。
報道でしらなかったこととして、「約30分に渡るマスクの未着用を2回行った」ということで、さすがに2回も5分程度ではなく、約30分に渡るということならば、永瀬王座がうごいたのも納得する。

改善項目として2点あげている。
・夕食休憩を含む長時間の対局においては、すべての棋戦で立会人を設ける
・立会人は原則として、師弟関係並びに対局において直接的な利害関係を要しない棋士の中から選定する
その角はどこから来たんですかで書いたように将棋においてチェスのような審判員(アービター)は存在しない。条件はあるが、立会人必須としたのは一歩前進だろう。

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