京都府立医科大学の山崎秀哉氏を筆頭著者とする論文であり、超高リスクの場合、外照射に小線源を併用する益はないことを示したものだ。
1961人の放射線治療を受けた患者が対象
外照射(EBRT)に小線源(広義)を併用した患者:1152人
内訳はLDR + EBRT:61人、HDR + EBRT:1091人
外照射のみ: 809人
外照射は72Gyまでの通常線量群(Conv RT)と74Gy以上の線量漸増型放射線治療(DeRT)にわけて分析
full textの5. 結論 にはこう書かれtいる。
BT-boostは、超高リスク因子(VHR-2:T3b-4、グリソン9-10)患者を除く中高リスク群においてPSA非再発率を改善した。VHR-1群(リスク因子ひとつの超高リスク)では、BT-boostはConv RT群より優れたPSA非再発御を示したが、DeRT群には及ばなかった。VHR-2 群(超高リスク因子2つ)では、BT-boost は Conv RT 群、DeRT 群のいずれにも転帰を改善しなかった。したがって、VHR 患者は転帰を改善するための BT-boost の良い候補ではなく、集学的強化全身治療を用いた臨床試験に適している可能性がある。なお、Table 2 をみると LDR + EBRT ではT4の患者は存在していない。
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