がん研有明病院 篠村一磨氏の論文に掲載された先行研究

がん研有明病院のIMRT治療…高リスクにおけるホルモン治療の期間で篠村一磨氏を筆頭著者とする論文、Jpn J Clin Oncol. 2022 Feb 5;52(2):170-178.full textでIMRT治療におけるホルモン治療に関して書かれていることを紹介した。

表 4の先行研究の一覧表をみてみた。日本の論文、6つのうち、京大の放射線腫瘍学・画像応用治療学相澤 理人(あいざわ りひと)氏を筆頭著者とする論文、2つ以外は私のサイト、治療法比較3の一覧表に掲載している。具体的には以下のとおり。筆頭著者名とその論文を紹介しているページを示す。

小林将行:Masayuki Kobayashi氏の論文
武田賢:IMRTのPSA非再発率
田中秀和 :田中氏の論文__岐阜大学のIMRTの治療成績
富田夏夫 :トモセラピーによる10年間の治療結果(愛知県がんセンター)

相澤 理人氏の論文をみてみた。
1.Int J Clin Oncol. 2019 Oct;24(10):1247-1255.

2000 年 9 月から 2010 年 12 月に治療を受けた高リスク 184 人、超高リスク 84 人が対象
10年PSA非再発率
高リスク  72.7%
超高リスク 43.8%

6ヶ月のネオアジュバントホルモン療法しか行っていないことから、上起のような結果になったと思われる。

2.Int J Clin Oncol. 2020 Apr;25(4):713-719.

2000 年 9 月から 2010 年 11 月 106 人の中間リスクの患者が対象
5年PSA非再発率 93.2%、10年PSA非再発率 88.7%

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