骨転移について

放射線治療計画ガイドライン2020年版10 緩和の骨転移についての「線量分割」に関してP.394にこう書かれている。
骨折や骨髄圧迫を伴わない疼痛に対しては、8Gyの単回照射にて30Gy/10回/2週や20Gy/5回/1週などの分割照射と同等の疼痛緩和効果が期待できる。
骨転移についてyoutube 上での講演を検索し、以下に書く2つをみつけた。

大阪国際がんセンターの 西村和郎氏は自病院では「骨転移が3個以下では骨転移巣に放射線療法を検討します」ということのようだ。
https://youtu.be/g_trVBnDfgM?t=2316

もうひとつは千葉大学の 坂本信一氏の骨転移数からみた前立腺がんの治療戦略で、特に以下の箇所から視聴した。
https://youtu.be/Ew4meJWWRAQ?t=555

転移性前立腺がんに関する局所療法については以下の箇所から話している。
https://youtu.be/Ew4meJWWRAQ?t=740

2つの臨床試験の紹介をしていて、そのうちの一つ HORRAD Trialに関する論文を検索し、みいだした。
Eur Urol. 2019 Mar;75(3):410-418.

こう書かれている。
全生存期間の中央値は、放射線治療群で45ヶ月(95%信頼区間[CI]、40.4-49.6)、対照群で43ヶ月(95%CI:32.6-53.4)だった(p=0.4)。全生存期間に有意差は認められなかった(ハザード比[HR]:0.90、95%CI:0.70-1.14、p=0.4)。放射線治療群のPSA増悪までの期間中央値は15ヶ月(95%CI:11.8-18.2)、対照群では12ヶ月(95%CI:10.6-13.4)であった。
……腺友ネット:掲示板 への2021年12月 6日の投稿より

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