「石葉さんには対象外です」というにべもないお言葉。
確かに治ることをめざして治療していてその可能性も高いのにCRPC対象の薬に関心をもっても仕方がないということでの素っ気なさだったといまでは思う。
自分が受けていない治療、小線源、手術他の治療、あるいはCRPCなどについて関心をもち、調べ、ブログに書く、そのことは意味のあることとは思えない。ただ、知ることはなによりのことであり、治療後、十年経ち、もう病院へいく必要がなくなる(完治)まで、続けようと思う。
さすがに5年過ぎたころから幾分か熱心でなくなったのは事実だ。
同じ頃に発売になったザイディガ、イクスタンジ、どう違うのか疑問になった。今回少し調べてみた。
四国がんセンターのホルモン治療の説明でリンクした去勢抵抗性(ホルモン抵抗性) 前立腺がんの治療について « がんセンターを再訪する。
最初のほうに書かれている以下の文は重い。
この治療をするに当たって非常に重要なことがあります。つまり、去勢抵抗性前立腺がんを治すことは現在の医療では不可能と言うことです。ですから、この治療の目的は進行してきた前立腺がんを少しでも抑えることにあります。臨床試験の結果を一覧表で示されている。
費用も表で示されていて、ザイディガよりイクスタンジが安く懐にやさしいといえる。そうしてステロイド薬との併用も不要だ。ただし、こう書かれている。
各薬剤の臨床試験での結果です。そのため、これらの薬剤を直接比較したデータはありません。どの薬剤の効果が一番良いのか、どの順番で使用すべきなのか、などは不明です。実際には、患者さんの状態や前立腺がんの状況により使用する薬剤を決めることになります。去勢抵抗性前立腺がんで進化する個別化治療、患者さんに合わせた薬の使い分けと切り替えのタイミングとは – がんプラス(監修:横浜市立大学附属市民総合医療センター泌尿器・腎移植科教授 上村博司先生)にはこう書かれている。
また、エンザルタミドは、高齢者に投与すると消化器症状が比較的出やすいといわれています。一方、アビラテロンはプレドニゾロン(製品名:プレドニン)というステロイド薬と併用するため、ステロイドの効果によって高齢者にはQOL(生活の質)に利点が見込めるといわれています。 PSAの下がり方については、2剤に違いがみられます。比較的早くPSA値が下がるのがエンザルタミドで、比較的ゆっくりと効果を現すのがアビラテロンです。したがって、PSA値が非常に早く上昇するような症例にはエンザルタミドを優先して使う場合もあります。続いて次のように書かれている。
それぞれの患者さんに出やすい副作用や病気のタイプ、あるいはQOLの問題も含めて、患者さん1人ひとりの違いを考慮した個別化治療が行われているのがCRPCの治療だといえます。患者の状況を考慮し、医師の裁量で選択されるようだ。
同じく、「四国がんセンターのホルモン治療の説明」にリンクした前立腺がんの薬物療法 | 順天堂大学・順天堂医院泌尿器科にはこう書かれている。
順天堂では、定期診察時の採血を少し多めに取らせて頂いて、患者さんの採血から得た血中循環腫瘍細胞を解析する研究を行っています。この解析では、血液に含まれる腫瘍細胞を調べることで、新規ホルモン薬剤の効果を予測できることがわかりました。この研究によって、患者さん個人個人に治療効果の高い薬剤を選択できる可能性があります。進歩しているようだが、全国の病院で予測できるわけではない。
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この記事へのコメント
さっちゃん
おはようございます。
とてもよくわかりました。
私の主治医は多くの説明はありませんでしたが
このブログを読んでよりわかりました。
ありがとうございます
石葉
ザイディガからはじめた場合は、ひょっとしてイクスタンジに変えた際、もう少し効果あるのではと思っています。