ダロルタミドの適応拡大を申請

ダロルタミドの遠隔転移を有する前立腺癌への適応拡大が日本でも申請:がんナビを読む。

多施設無作為化二重盲検プラセボ対照フェーズ3試験であるARASENS試験の結果に基づきバイエル薬品は3月11日に申請したとのことだ。
ARASENS試験の結果はこれもNEJMにDarolutamide and Survival in Metastatic, Hormone-Sensitive Prostate Cancerと第して掲載されている。

進歩する前立腺がんの治療 監視療法、ロボット支援手術、放射線、ホルモン療法 | NHK健康チャンネルを読む。前立腺がんの治療の概要を手短に解説している。
「去勢抵抗性がん」の治療には2つの抗がん剤、ドセタキセル、カバジタキセルと新しいホルモン薬、4つ、アビラテロン、エンザルタミド、アパルタミド、ダロルタミドについて次のように書かれている。
2種類の抗がん剤と、4種類のホルモン薬をどのような順番で使うかについては、まだ定まっていません。それぞれの患者さんの状態に合わせて医師が選択することになります。いずれの薬もさまざまな副作用が現れる可能性があるため、薬を使い始めてから3か月程度は2~4週間に1回通院して、副作用や体調をチェックすることが必要です。
治療を行う医師の経験、裁量によるということは医師を選ぶことが重要といえる。

抗がん剤と新ホルモン剤の併用がRCTで有効であることが検証され、適応拡大を申請されたというのは薬の順番だけでなく、去勢抵抗性がんの治療はますます難しくなるのかなと思う。

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