去勢抵抗性前立腺がんの自由診療として以下の3つをあげている。
1.トレミフェンによる治療
2.免疫細胞療法
3.Lu(ルテチウム)-PSMA治療
2.は多分に近寄らないほうが無難な免疫細胞療法で、3.はWürzburg(ブュルツブルク)大学病院の福島先生との提携し紹介するとのことだ。ドイツでの治療は新型コロナの関係でいま、治療可能なのだろうか。
医師紹介 – 宇都宮セントラルクリニック 放射線治療センターをみるとサイトで山本健太郎氏の論文 VMAT治療成績という表題で記事を書いた山本医師が筆頭に載っている。
論文での治療成績をみる限り限局性前立腺がんに関しては該当クリニックで治療をするのは問題ないかと思う。
トレミフェンに関連して以下の資料ををみいだした。
プレシジョンメディシン時代における進行前立腺癌に対するエストロゲン・アンドロゲンシグナル遮断療法
筆頭著者は自治医科大学 腎泌尿器外科学講座 教授の藤村哲也氏だ。
今までの研究を一覧表としてあげて最後に「我々は前立腺癌にはアンドロゲン・エストロゲンシグナルが重要な役割を担っているので、通常のアンドロゲン遮断療法に SERMs (エストロゲン受容体作動物質(Selective ER Modulators))を上乗せすればアンドロゲン遮断療法の耐久性が長くなるのではという仮説を立てて行ったRCTの論文が載っている。
論文は次のとおり。
BMC Cancer. 2015 Nov 2;15:836.
藤村氏が東大の准教授のときの論文だ。
表題は以下のとおり。
「選択的エストロゲン受容体モジュレーターであるトレミフェンは、骨転移性前立腺癌における生化学的再発を有意に改善した:無作為化比較第II相試験」
少人数、計15人を対象としたものであり、フェーズ3が実施中かどうか調べてはいない。
5年PSA非再発率
ホルモン療法のみ 30%
ホルモン療法+トレミフェン 100%
上記以外にホルモン+ロキシフェン グループと3グループに分けられ、1グループ5人とあまりに少ないRCTだっといえる。
……腺友ネット:掲示板 への2020年 6月 5日の投稿に追記
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