若干補足する。以下、手術はRP、外照射はEBRTと表記する。
対象人数
RP:569
EBRT:322
死亡者数
RP:8
EBRT: 23
前立腺がんによる死亡
RP:2
EBRT:6
5年生存率
RP:98.2%
EBRT:92.7%
5年前立腺がん特異的生存率
RP:99.5%
EBRT:98.8%
5年PSA非再発率
RP:81.1%
EBRT:90.9%
8人の前立腺がんで死亡した人の内訳
38カ月(range: 22~38)未満 5人が死亡 内 4人が Gleason score は9以上
87か月(range: 87~98)を過ぎて 3人が死亡 内 2人が GS=7 この3人はEBRT
この内訳より、38カ月未満で死亡した人はRPが2人、EBRTが3人ということになる。
一人を除いて、GS9以上なのでかなり高いリスクをもっていたといえる。
外照射に関しては次のように書かれている。
ほとんどのEBRT患者(322人中302人、93.8%)はIMRTを受け、残りの少数(322人中20人、6.2%)は3D-CRTを受けた。ほとんどの患者(322人中308人、95.7%)が72Gy以上の総線量を受け、中央値は76Gyであった。IMRT法では、大多数の患者(302人中289人、95.7%)が、コンピュータによる逆計画で重要臓器を避けるように最適化された回転線源から、十分に変調されたX線ビームを目標に照射するvolumetric modulated arc therapy(VMAT)を受けていた。Discussionには次のように書かれている。
IMRT、VMAT、画像誘導放射線治療などの新しい技術によりEBRTの治療成績が向上しているため[22]、RPに対するEBRTの評価は頻繁に更新する必要がある。実際、我々は有望なVMATの結果を得ている。我々の最近のVMAT研究では、追跡期間中央値61ヶ月の間に200人中2人だけが前立腺がんで死亡した[23]。説得力のある証拠を確立するためには、より長い追跡調査期間と最新の技術を用いた無作為化プロスペクティブ研究が必要である。……腺友ネット:掲示板 への2015年11月10日の投稿に追記
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