慈恵医大のHDRトリモダリティ

久々にサイトに森啓一郎の論文__慈恵医大 HDRという記事を書き、治療法比較3にも追記した。

2005年~2018年の患者338人を対象にした論文である。HDR+外照射+ホルモン治療のトリモダリティで治療された。
ホルモン治療はHDR前、6ヶ月、HDR後、2年間である。

5年PSA非再発率
高リスク  86.5%
超高リスク 70.0%

治療法比較の一覧表に慈恵医大のHDRの治療成績を載せているが、対象患者は123人であり、今回ははるかに多く、そうして連続した患者である。

超高リスク 70.0%という治療成績は極めて優れているとはいえないにしても(表中のIMRTと比較して)それなりのものではある。
full textにはつぎのようにこう書かれている。
高いPSA最下点は、貧弱な無増悪生存期間およびPSA非再発と有意に関連していることがわかった。≤0.01ng/ mLのPSA最下点は、より良い結果の有意な独立した予測因子だった。
この文の後、以下のように書かれている。
「早期(治療後6ヵ月以内)」および「完全(PSA ≦0.01 mg/ml)」なPSA低下は、より良い転帰をもたらし、治療の検討および患者カウンセリングに関する臨床的意思決定のための重要な情報を提供するものである。


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