ASCENDE-RT臨床試験

寡分割照射法の臨床試験の結果 その2で参照した京都大学の溝脇 尚志氏の講演についてもう少し書いてみる。

32分51秒付近
ASCENDE-RT臨床試験はIMRTではなく、3D-CRTで実施したということで、投与線量78Gyを考えるとそんなに安全に実施できるもののではなく妥協した照射ではないかということ溝脇氏はいっている。そういった後で京大のIMRTの治療成績を示している。

ASCENDE-RTについてはサイトの外照射、小線源治療ランダム化比較試験で論文になる前、学会発表の段階で紹介している。

小線源の優位性をいっている臨床試験なので掲示板ではこの臨床試験を示す人もいた。それに対しての私の投稿。
ASCENDE-RT Trial 小線源、外照射ランダム化比較試験

外照射が3D-CRTであったことはこの投稿で指摘していたが、溝脇氏はその問題点とそうしてIMRTでの外照射の実績を示し、IMRTならばこの臨床試験でしめされたほど、外照射が劣っているのではないと主張している。
溝脇氏のいっているように小線源と外照射の併用で治療を行うと高線量での治療となり、ちょっとてもPSA非再発の可能性が高くなることを期待して多少副作用が多くてもいいというのはその人の考え方だろう。

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