ハンブルクのMartini-Klinik Prostate Cancer Center のDerya Tilki 氏を筆頭著者とする論文であり、1989年6月23日から2016年7月26日の間に連続して手術で治療されたpT2-4N0またはN1M0の前立腺がんの患者26,118人が対象である。結論として以下のように書かれている。
pN1またはpGleasonスコア8~10でpT3/4のPCを有する男性では、全死亡リスクが大幅に減少する可能性を考慮して、アジュバント放射線治療を検討すべきである。3つのランダム化比較試験より手術後のアジュバント放射線治療が救済放射線治療より無増悪生存期間を短縮することは示されていないが、このコホート研究により症状の重い患者にはアジュバント放射線治療を実施したほうがいいという結果がでたということをいっている。
手術した後、放射線治療を即実施するのには抵抗あるかと思うが、実施したほうがいい場合があるということだ。
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