衆院選、朝日新聞の議席予想がそれなりに正確

2021年衆議院選挙が終わり、もう2週間以上経った。躍進が予想された立憲共産党は失速し、自由公明党が手堅い勝利となった。
新聞では産経新聞が自民党にもっとも厳しい予想で、朝日新聞が自民党の単独過半数を予測し、読売新聞が中間といったところだったようだ。
とはいえ、どの新聞も予想はハズレた。それは新聞だけではなくテレビも同様だった。

参院選は大丈夫?衆院選「議席予測大外れ」の余波 | 国内政治 | 東洋経済オンラインを読む。こう書かれている。
今回ばかりは様相が一変。出口調査で苦戦とされた自民党が、結果的に単独での絶対安定多数確保という「圧勝」、大幅議席増とされた立憲民主党が14議席減の「惨敗」となった。
正確であることで定評のあるNHK、幅の大きい予想をしたが、ハズレ。次の記述。
自民と立憲でみると、出口調査の精度で定評のあるNHKは自民を212~253議席と大きな幅で予測したが、結果はその上限を8議席も超えた。また、立憲についてもNHKは幅を広げて99~141と予測したが、現実は下限をさらに3議席下回った。
新聞と同様に「フジテレビは「単独過半数割れか」と速報して与党の危機感をあおった」が大外れもいいところである。
先に記憶で書いた朝日新聞の予想に関してはこう書かれている。
とくに、朝日新聞は選挙戦が終盤を迎える10月26日の朝刊で、「自民過半数確保の勢い」との大見出しに、「立憲ほぼ横ばい」との中見出しを付けて注目された。

しかも、その際に表示した具体的議席推計では自民が「251~279」、立憲が「94~120」となっていた。朝日は今回初めて従来の電話調査(固定・携帯)に加えてインターネット調査を実施し、その有効回答から導き出した獲得議席推計を「生数字を重視して公表した」(関係者)とされる。

結果から見て、多くの情勢調査の中で、この朝日の数字だけが「予測としてはかなり正確」(選挙アナリスト)だったことになる。
電話調査だけでなく、インターネット調査を加えたほうが正解に近づくのだろうか。

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