寡分割照射の臨床試験のPatrick A Kupelianの論文との比較

寡分割照射法の臨床試験の結果で私が参加した寡分割照射の臨床試験の学会発表を紹介し、岐阜大学の通常照射の論文と比較してみた。

治療法比較2の一覧表に載せているPatrick A Kupelianの論文をみてみる。

私の参加した臨床試験と同じ70 gy at 2.5 Gy per fraction での照射の報告である。100人の患者が対象で、D'Amicoのリスク分類でリスク分類ごとの数は以下のとおり。
低リスク  36人
中間リスク 30人
高リスク  34人

5年PSA非再発率は88%

この数値は先に書いた私の参加した臨床試験の90.4%より少し低い値だ。
ただし、論文発表は2005年で、16年前のものであり。多分に寡分割照射のはじまりの頃の論文発表だろう。

リスク分類はD'Amicoであるが、中間リスクで 5年PSA非再発率は93%であり、この程度ならば寡分割照射でいいかなと思ったものだ。
論文でのリスク別のPSA非再発率の発表が待たれる。

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