日本維新の会の議席が3倍にもなろうという勢いであるということをきき、政策を確認するということで、日本大改革プラン202109完成版.pdfをダウンロードする。
「経済成長と格差解消を実現するグレートリセット」という副題が掲げられている「維新八策を具体化する国家ビジョン 日本大改革プラン」、70ページもある資料なので仔細に読む気はおきない。
「一人当たりGDPも向上しない日本。生産性が上がらず、低成長は続いている」ということを示すグラフは初めてみるものではないが、各国と比較し、成長しない日本を如実に示している。
「非正規を含めた賃金水準は、名目・実質ともに下落傾向が続いている」
「主要国の平均年収の推移(実質)」のグラフもみたことはあるが、続けてみると衰退した日本といわざるをえない。これはいろいろ理由があるにしても政治の無策の結果だろう。Aミクスといわれる政策は決して有効だったとはいえない。
この現実に対する維新の処方箋はグレートリセット。
閉塞感を感じる人には耳障りがいいことばだろう。ただし、身を切る改革は庶民の身をきる改革ということを意味することは自明なのだがそのことはすぐには分からないだろう。
ベーシックインカムが提唱されているが、多分に定額を給付するので、世界に関する医療保険は改革され、なくなるか縮小されるとしかよみとれない。ただし、私の読みが間違っているかもしれない。
新型コロナウイルス感染症の死者の数が東京より多かった大阪府の状況をみると維新の実験は必ずしも成功したとはいえないいも関わらず、大阪でのやりくち(公共の削減)を先鋭化し日本全体に及ぼそうとするのは極めて危険であり、選挙の結果を注視しようと思う。
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