前立腺がん闘病記

コバトンさんの投稿を読み、少し思ったことがあるので、率直に書く。

コバトンさんは手術後、「ステージと4(遠隔転移)を宣告されたら、普通はこの事例をアップする気にはならないと思います」と書かれていた。

この逆に前立腺がんが完治したら、もう闘病記を継続する意味合いが薄れ、ブログ、ホーム ページを継続する気にはならないと思う。

私の場合も医師は当然のように完治という言葉を発することはないが、調べたIMRT後のPSA推移より「ほぼ完治」と思っている。さすがに以前のように熱心には前立腺がんに関して調べる元気はなくなった。といっても調べたことを伝えることに関しては以前のように継続はしている。

滋賀医科大で岡本医師により小線源治療を受けた人で継続してPSA推移を書いている人が多くないのはどうしてなのかと訝しく思っていた。
これは医師から完治ですといわれ、経過が順調ならば闘病記を書き続ける意味合いはないだろうと思っていた。

滋賀医科大で治療を受け、掲示板の「病状説明と簡単な自己紹介」スレッドに投稿し、その後、一切投稿しない人が少なくない数いる。
どうしてなのか私は疑問に思っていた。情報を共有するならばその後の推移(副作用、PSA)も投稿したらと思っていた。その疑問を持つ必要ないというのが今回分かったことだ。

投稿した人は滋賀医科大で治療を受けた、そのこと= 完治 なのでその後のことを書く気にはならないのだ。
滋賀医科大で治療を受けたことが掲示板、「腺友ネット:掲示板」においては勝組であり、そのことを宣言すればそれで十分なのだ。小線源治療後のことを情報共有する意義はないということなのだ。

セレクション バイアスがどの程度あるかしらないが、高リスク、中間リスクの論文の結果、PSA再発 = 臨床再発 であり、目に見えぬ転移以外は完治したということはそのことを裏付けることでしょう。

ただ、岡本医師の指導をうけ同程度の技術のある医師、後継者といえる医師は日本全国どこにもいなくて、岡本医師の治療の再開が厳しい今、小線源治療の特異点である滋賀医科大の治療がなくなったことから、小線源治療の優位性というのは必ずしもいえない現状であると思う。

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……2020年6月3日の投稿より

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