検索してその原文をみつけた。
小線源治療はどこへで参照した Martin 氏他の論文、Cancer.2014 Jul 15;120(14):2114-21を引用し、米国における小線源治療数の減少をいい、その理由を書いている。上記サイトのページに書いた減少の理由「3. 制度に関わることなので、省略」としたことが具体的に書かれている。
この 減少の原因は、より新しい治療法の浸透のための保険点数の政策よるところもあります。さらに小線源治療は「世界中で、トレーニングの機会の減少がこの技術の将来を危険」にさらされていると書き、「バージニア州レストンにある米国小線源治療協会は、今後10年間、毎年30人の医師に対して、小線源療法の訓練をすることに着手」とも書かれている。
具体的な翻訳の原本は以下の2つ
・The declining art of brachytherapy.
・Keeping treatment options open.
著者のMichael Eisenstein 氏は所属が書かれていないので、きっとフリーのサイエンス ライターといった人だろう。
Natureの記事といってもNMP社他計4つの組織のスポンサーによるものであり、「第三者の財政的支援を受けて作成されたもの」と書かれ、Nature 誌の編集責任外であることが明記されている。
翻訳の最初のスライドには腺友倶楽部の名前とURLが記載されている。どのような経緯でこの記事を訳すことになったかあるいは訳者が倶楽部のどなたか、興味あるところだ。訳はこなれていると私は思う。
Natureにこのような記事を掲載するに至った理由も関心のあるところだ。またスポンサー4社、同額な金額をだしたとは思えない。なぜならば、J-POPS のロゴをクリックしてopen される前立腺癌密封小線源永久挿入治療研究会が潤沢な資金をもっているとは思えないからだ。いずれにしろ、小線源治療数の減少に対して危機感をもってのはなしかとは思う。
……掲示板への2019年11月19日の投稿より
…投稿後、追記
既に小線源治療はどこへでもう少し詳しく書いていた。掲示板への投稿は概略の投稿だった模様だ。
いずれにしろ、Brachytherapy: Where Has It Gone?を読んだとき、米国では既に小線源治療が衰退しつつある治療法であることに驚くとともに、掲示板において小線源が一番という投稿があまりに多いことに幾分か辟易としたことを覚えている。今は岡本医師の滋賀医科大退職及びその後の小線源治療再開の目途がたっていないことからそうでもないが。
日本においても前立腺がんに対しての小線源治療は全体的に減少し、上記論文の最後の以下の文が日本においても当てはまるようになったのではと思う。
残念なことに、現在の使用傾向を見ると、米国では近い将来、前立腺ブラヒセラピーを利用できる施設が限られてくるのではないかという不安がよぎる。
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