Introductionにこう書かれている。
転移性前立腺癌は、ホルモン感受性および去勢抵抗性疾患の全身管理の進歩にもかかわらず不治のままです。筆頭著者のRyan Phillips氏はJohns Hopkins Universityに所属している。米国有数の大学の医師がSABRで少数転移のある前立腺がんの進行が遅延したということをランダム化比較試験で報告した論文のIntroductionに書かれているということは意味あることである。
「前立腺がんガイドブック」オリゴメタ(少数転移に書かれている文を再度引用する。
転移の位置や個数、がんの成長スピードなどの諸条件にもよりますが、 転移巣が少ない場合には、根治ないし長期延命を狙った放射線治療を試みる価値があると考えられるようになってきました。根治を狙った放射線療法というのは果たしてcase study ででも報告されているのだろうか。極めて疑わしい。
記事の終わりに参考としてリンクされている市民のためのがん治療の会 もっと市民のために シリーズ がん医療の今 オリゴメタ(Oligometastases:少数転移)の治療をみるとこう書かれている。
いくら少数だと言っても転移には変わりないので、完全な治癒を目指すことはやはり困難ですが、オリゴメタの中でも長期生存が目指せる可能性が高くなる条件があります。医師だから、さすがに根治を目指せるといったことを書くはずはない。
明らかに前立腺ガイドブックの記載とは異なる。
武内氏は何を根拠に根治を狙うという文を書いたのだろうか。
ブログ村に参加しています。ランキングのクリック、よろしくお願いいたします。

にほんブログ村
この記事へのコメント