小線源単独治療の条件

小線源単独で治療を行うことが可なのか否なのかは治療にかかる時間、外照射を追加することに伴う副作用を考慮すると悩ましいところではあるかと思う。

低リスクは小線源単独で治療可というのは病院で同じであるが、中間リスクの場合の適用条件が病院によって異なる。ざっと調べた結果は以下のとおり。

1.愛知県立がんセンター
低リスク及び中間リスクでリスク因子は一つの場合
泌尿器科部 | 診療内容 | 愛知県がんセンター 2. ヨウ素(I-125)シード線源を用いた小線源治療に関して

2.東京医療センター
低リスクおよび,中間リスクにおいてPSAが10ng/ml未満,T2c以下,グリソンスコアが3+4=7で生検陽性コア率が34%未満のもの
放射線治療 小線源療法

3.奈良県立医科大学
low-risk patients (cT2a, Gleason score 6, and PSA ≦ 10 ng/mL) and intermediate-risk patients (cT2a and PSA ≦ 10 ng/mL) with a Gleason score of 3 + 4 and a positive biopsy core of less than 50%

Google翻訳
低リスク患者(cT2a、グリーソンスコア6、およびPSA≤10ng/ mL)および中リスク患者(cT2aおよびPSA≤10ng/ mL)で、グリーソンスコアが3 + 4で、生検陽性コア率が50%未満
BMC Cancer 2017 Aug 25;17(1):573.

NCCNガイドラインにおいては予後良好な中間リスクは小線源単独、予後不良な中間リスクは外照射併用となっていて分かりやすい。

ガイドラインのPROS-D 3 OF 5、P.37(表紙を除くページで表現)を参照のこと。

…… 掲示板への2018年2月3日の投稿記事及び2021年2月13日の投稿記事を元にしたものである。

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