前立腺がんと診断された男性が赤身肉や加工食品を中心とする欧米型の食生活を続けると、死亡するリスクは2.5倍に高まるという研究結果を米ハーバード大学の研究チームが発表した。さらに全体的な死亡率も書かれた記述。
10年間の追跡調査を行った結果、欧米型の食生活が中心だった男性は、前立腺がんで死亡する確率が2.5倍、全体的な死亡リスクも67%高くなることが判明。一方、堅実型の食生活をしていた男性は死亡リスクが36%低下するという結果が出た。堅実型の食生活とは「野菜や果物、全粒穀類、魚、豆類を中心とする」ものである。
研究チームが発表したと思われる論文は以下のとおり。
・Cancer Prev Res (Phila) 2015 Jun;8(6):545-51.、full text
full text のTable 1で示されている各々の食事型の具体的な食品名が興味深い。
欧米型には高脂肪乳製品、フライドポテト、バターがはいる。
乳製品摂取に関しては、次の論文が発表されている。
Int J Cancer. 2015 Nov 15;137(10):2462-9
乳製品の摂取の総量が多い人が前立腺がん死亡率、全死亡率とも高いことが書かれている。
さらに次の記述。
高脂肪乳製品と死亡リスクの関連性は低脂肪乳製品よりも強いように見えましたが、それらの差は統計的に有意ではありませんでした。……2015年6月10日の掲示板への投稿に追記したもの。
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