岡本論文の患者のT3の割合は少ない ?

J-POPSで岡山大学の片山 敬久(かたやま のりひさ)氏を筆頭著者とするJ-POPS試験の論文、Brachytherapy. 2019 Sep - Oct;18(5):574-582full textを紹介した。その中で長々と英語で引用し、「何をいっているのか分からない」と書いた。サンドウィッチマンの富澤さんの多用する言葉を書いたが、ブログはコントではなく対象が医学論文なので、もう少し何が分からないかを書く。
いくつか分からない、理屈にあわない記述があるが、最たるものは DISCUSSION の次の文だ。
Conversely, Okamoto et al. reported that the rate of high-risk patients who received HT was 100%, and their 5-year bFFF rate was 95.2% in high-risk patients (28). Additionally, this might be explained by the lower rate of patients with stage T3+ in all high-risk patients than the other studies.
Google翻訳
逆に、岡本らはHTを受けた高リスク患者の割合は100%であり、5年bFFF率は高リスク患者で95.2%であったと報告されています(28)。さらに、これは、他の研究よりもすべての高リスク患者でステージT3 +の患者の割合が低いことによって説明される可能性があります。
この後、比較としてRiaz et al.はステージT3 +の患者の割合は33.3%であり、5年PSA非再発率は高リスク患者で78%だったという報告を示している。そうしてさらにKauffmann et al.の42.1%を示している。
岡本論文におけるT3以上の患者の割合は63.6% である。パーセンテージの比較ができないのだろうか。それともあえて岡本論文の数値を明示せず、"than the other studies" と書いているのだろうか。それとも論文に明示した以外に岡本論文より高い数値の論文があるのだろうか。あれば明示するはずだし、本当、何いっているのか分からない。

どうしてこのような岡本論文を謗るともいえる明らかな間違いの記述をして、共著者も見過ごしたのだろうか。
滋賀医科大事件が最初に報道されたのは2018年7月29日の朝日新聞の報道であり、この滋賀医科大事件も関係しているのだろうか。

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