8割おじさんの新たなシミュレーション

昨日の記事で休校処置を行わないことに関して疑問であると書いた。

東京の感染者数シミュレーション 十分に減少させるには | 新型コロナウイルス | NHKニュースをよむ。京都大学の西浦博教授のシミュレーションを行った結果にもとづく記事だ。グラフが提示されこう書かれている。
飲食店に限定して時短営業などの対策をとった場合、実効再生産数は10%下がって0.99になると想定されるということで、この状態だと新たな感染者数はほとんど減らず、2月末時点で1日およそ1300人となりました。

西浦教授によりますと、前回の緊急事態宣言と同等レベルの効果を得るためには飲食店の対策を中心としながらも不要不急の外出自粛や県境をまたぐ移動の自粛、それにリモートワークの徹底や会社でのミーティングを避けるなど、感染のリスクを下げる対策を徹底することが必要だということです。
多分に飲食店の対策だけで十分ではないだろう。

1月5日にZoomで京大の西浦教授におこなったインタビューがBuzzFeed「飲食店の制限だけでは1ヶ月で感染者は減らない」 8割おじさんが厚労省“非公開”のシミュレーションを公開という記事に載っている。

実効生産数がどこまで減らすかというグラフが掲載されている。グラフの説明。
縦軸は東京都の実効生産数で、横軸が現状からどれぐらいの比率へ減らすか。赤色が最も厳しい制限をかけた場合で、実効再生産数は0.65倍にまで落ちるという想定。政府が現状打ち出している限定的な制限だと青色の0.9倍ぐらいまでしか落ちず、実効再生産数は1前後で感染者は横ばいとなることを見込んでいる。
赤の場合の説明。
一方、赤はもっとも強い対策が打たれた場合を想定しています。緊急事態宣言下で飲食店以外でも屋内接触が避けられた場合に相当します。

狭く密度の高い屋内で伝播が起こりやすいことはわかっているので、飲食の場以外で言えばスポーツジムや発声の起こる場や締め切った会議室など、屋内の場で家族以外のメンバーと一定時間以上過ごすような機会を積極的に削減した場合が赤です。
いずれにしろ接触を減らせば減らすほど感染拡大が阻止されるのは間違いないし、西浦氏のシミュレーションは前回のようなインパクトがあるものではない。
8割は無理かもしれないが、頑張ろうという気には多分今回はならないだろう。卑近な話でいえば今回は10万円は期待できないし、緊急事態宣言後1カ月後の状況がどうなるか緊張感をもって注視しよう。

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