県外や海外への移動歴がないとPCR検査受けること不可

37.5度以上の発熱が4日間続くという相談の目安は別として体調が悪くても保健所からPCR検査を拒否され結果としてクラスター発生となったという事例が報道されていた。
弘前保健所は客陽性後、店連絡で初めて検査|福祉・医療|青森ニュース|Web東奥

青森県弘前市の飲食店の話であり、以下のように書かれている。
店では今月1日から従業員が体調不良を訴え、その後も複数人が喉の痛みなどの症状を訴えたことから、店側は5日に保健所に対し「医療機関を受診したが、症状が続いている」などと相談。保健所は従来の基準に従い、症状や行動歴などで検査の要否を判断。県外や海外への移動歴がなく、県外の人との接触も認められなかったことから検査を勧めず、地域の医療機関の受診を促していたという。
「保健所は来店客だった医師の感染を知った店側からの連絡で初めて、従業員を検査対象としていた」ということで、その後の対応は次のように書かれている。
来店客の医師の陽性が判明したのは12日。これを受けて検査を受けた従業員2人の陽性が14日に判明。翌15日には新たに従業員5人と来店客7人の計12人の感染が分かった。県は同日夜、クラスターが発生したとして店名を公表した。

 16日以降も陽性者が確認され、20日現在で県内在住の客37人、従業員21人の計58人の感染が判明。同居人や知人ら2次感染者も増え、これらを含んだクラスター関連の患者は合計で100人規模となっている。
検査能力が足りなかったときの基準がそのまま運用され、その結果クラスターが発生するということになる。
いまだ、帰国者接触外来という言葉から海外に県外という基準が追加されただけのようだ。

新型コロナウイルス感染症をみつけることを恐れているとしか思えない。
東京オリンピックが中止となっても検査が拡大されるとはとても思えない。

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