治療が性機能へ与える影響 SHIM(Sexual Health Inventory for Men)

岩手医科大学の丹治 進氏の治療が性機能へ与える影響を読み、SHIM:Sexual Health Inventory for Men スコアをしった。

SHIMの新しい日本語訳
英語版

丹治氏の論文の要旨には次のように書かれている。
SHIM(Sexual Health Inventory for Men)スコアが治療前に12点以上で,かつ治療6か月後に8点以上の小線源治療患者55例における6,12,24,36,48および60か月後の勃起能維持(同スコア12点以上)患者率は80,55,46,54,51および56%であった.つまり,治療前に中等症以上のEDがなく,かつ治療直後に性生活の営みや性行為の機会を有すると思われる患者の半数では,治療後5年の長期にわたり勃起機能が維持されていた.
英語の点数の説明は以下のとおり。
1-7 Severe ED 8-11 Moderate ED
12-16 Mild to Moderate ED 17-21 Mild ED
22-25 No signs of ED
丹治氏の論文では12点以上か否かで判断したということのようだ。
「半数では,治療後5年の長期にわたり勃起機能が維持されていた」とみなすか「5年後には大半の人が障害を受けるという報告もあります」という表現をするかは一つの現象の表現の差だろう。

論文では小線源治療を行った400例の限局性前立腺癌患者が対象であり、その中でSHIMスコアが12点以上の軽症の勃起障害または正常な勃起能を有し(その他2つの条件を満たした)100人が対象でなおかつ治療6か月後に8点以上の人は55人ということだ。

もちろん、私は私自身のSHIM スコアを見栄をはって25点、あるいは1点ですといったことを公開する気は全くない。
まして個々の項目の点数の公開など考えられない。

定性的な報告よりSHIM スコアの個々の項目の点数を明示することが医学的に「治療が性機能へ与える影響」を明らかにすることになるのかもしれないが。

……2016年6月15日の掲示板への投稿より

ブログ村に参加しています。ランキングのクリック、よろしくお願いいたします。
にほんブログ村 病気ブログ 前立腺がんへ
にほんブログ村

この記事へのコメント