琉球大学における小線源治療

Google Scholarで久しぶりに"brachytherapy"他で2020年以降を検索し次の論文をみいだす。
限局性前立腺癌に対する I-125 密封小線源療法150例の検討 Ryukyu Med. J., 37 (1~4) 13〜18, 2018

琉球大学大学の宮里実氏(現在はシステム生理学講座の教授)を筆頭著者とする論文である。

DʼAmico のリスク分類で,2009 年から 2016 年の低リスク 49人,中間リスク 81人,高リスク 20 人計150人が対象の論文である。T3 は1人、GS 8 は 13人ということで、NCCNリスク分類でいう高リスクはそう多いものではない。
観察期間の中央値は 47 カ月である。
5年 PSA 非再発率
低リスク 97.0%(n=1),
中間リスク 96.3%(n=2)
高リスク 100%

人数はそう多いものではないが、良好な治療成績である。

Google で検索し次の資料をみいだす。
琉球大学密封小線源療法 初期100例の検討

上記論文にはホルモン治療は「高リスクには術前及び術後も含めて 2 年を目安にしている.」と書かれている。

「出身地別小線源療法件数」をみると沖縄本島以外からも患者はきている。

沖縄に住んでいるティダさんはGS 8 の高リスク 1) であったが滋賀医科大で治療を行った。小線源単独である。 2)

1) 2016-04-09
2) 2016-11-05

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