2019年の終わりの日に 断端陽性 再発率

2019年も後5時間ほどで終わりだ。年の終わりにさほどの感懐はないが、今年は比較的いい年だったと総括する。
第一はIMRT治療後5年過ぎて5年PSA非再発を達成したこと。
第二は先般の大腸内視鏡検査でなにも問題がなかったこと。
第三は身内のはなしではあるが、嬉しいできごとがあったこと
 具体的な内容の公開は差し控える。

趣味として将棋のインターネット中継をみているが、断固応援していた豊島さんが竜王名人となったことはとても嬉しかった。
そうしてちょっと応援している本田奎さんがタイトル戦初参加で挑戦者となったこと。
このことは嬉しかったが、豊島さんが初タイトル奪取(棋聖)のときとは比べようがない。

こんな大晦日、Google Scholarで検索し次の論文をみいだした。
根治的前立腺摘除術における切除断端陽性例での生化学的再発に関する予測因子
以下のように書かれている。
今回の検討ではPSM症例112例のうち47%に相当する53例がBCRを来たし,多変量解析の結果,診断時PSA 20 ng/ml以上,生検陽性率40%以上,標本GS8以上の3つが,BCRの独立した予測因子であることが明らかとなった.

BCR:biochemical recurrence 生化学的再発
PSM:positive surgical margin 切除断端陽性

断端陽性の場合のPSA非再発率で紹介した栃木県立がんセンターの川島清隆氏の講演、前立腺がんに対する手術療法での発言のとおりである。
断端陽性の場合、再発はその50%くらいといわれています。

50%というのは泌尿器科医の常識として妥当なものだろう。

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