Web アーカイブサイトがあることを思い出し、調べてみた。掲示板に「トリモダリティ考」と題して投稿(補足説明)で参照した3. 滋賀医科大学でおこなっている前立腺癌小線源療法の特徴についてをみてみる。
現行
特にわれわれ小線源治療チームはマウントサイナイメディカルセンタで始められたリアルタイムインプラントより独自の治療プログラムを編み出しました。われわれ治療チームがこれまでおこなった12年間、850例におよぶ患者さんの中にはPSAの値が50ng/ml を超える難しい症例の方も多数含まれています。これら多数の経験に裏付けられた治療技術が 全国からの患者さんとご家族の信頼をいただいている最大の理由といえましょう。2016年9月22日のアーカイブの記述は以下のとおり。
特にわれわれ小線源治療チームはマウントサイナイメディカルセンタで始められたリアルタイムインプラントを高精度でおこなうため独自の治療プログラムを編み出し、これにより他施設より圧倒的に高い線量の放射線を副作用なくあてる経験と技術を有しています。また、われわれ治療チームは高い技術に基づき、基本的に診断時に転移のない方は 全員が完治すべきという強いミッションをもってこの治療に取り組んで参りました。この結果、われわれ治療チームがこれまでおこなった10年間、700例におよぶ患者さんにのうち再発患者さんはわずか11名しかおられません。この中にはPSAの値が50ng/ml を超える難しい症例の方も多数含まれています。これら多数の経験に裏付けられた高い治療技術が 全国からの患者さんとご家族の信頼をいただいている最大の理由といえましょう。再発患者の数を削除したのは医療法における病院等の広告規制に対する対応のため、治療成績を陽に示す数ということで削除ということで分かるが、「他施設より圧倒的に高い線量の放射線」を消したのはよくわからない。「最高」といった修飾に該当するからだろうか。また「全員が完治すべき」というのも宣伝の色彩が強いのでの削除だろうか。
いずれにしろ編み出されたのは治療プログラムであり、決して岡本メソッドとはサイトでは表現していない。プログラムとメソッドとの違いはよく分からないが、メソッドは教育体系を含め確立したといった感じがする。
「滋賀医科大学医学部附属病院の最新医療がわかる本」よりと題されリンクされたPDFファイルをみる。2016年5月18日のアーカイブだ。
なお元のファイルは削除されていないようで、いまのところPDFを参照できる。
写真4 全国の患者から寄せられた感謝の手紙に直筆の患者の手紙が載っていてやはり、医療法における病院等の広告規制に対する対応のためリンクを外したのだろう。
前立腺がん小線源治療チームとして岡本特任教授と河野助教を紹介している。治療中の二人の写真を掲載し、次のように書いている。
射線科医と泌尿器科医が、治療のコンセプトを完璧に理解し合っていないと良い治療はできないという(写真 3)「現在、全国から医師を集めて教育をスタートしている。」と書かれているが、結果として滋賀医科大内部では一人も教育は行われなかった。
全員が完治すべきという強いミッションをもって小線源治療に取り組んできた小線源治療チームは解散し、河野医師とともに新たに結成されたチームの実施するものは民事訴訟の際、滋賀医大事件記者会見説明要旨に書かれた「岡本メソッド」と異なるものとなるだろう。
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