IGRTガイドラインには冒頭次のように書かれている。
2010年4月に画像誘導放射線治療(Image Guided Radiation Therapy: IGRT)が保険収載された.保険点数の加算については M001 体外照射 - 平成30年度診療報酬点数 | 今日の臨床サポートに以下のように書かれている。
4 別に厚生労働大臣が定める施設基準に適合しているものとして地方厚生局長等 に届け出た保険医療機関において、放射線治療を専ら担当する常勤の医師が画像 誘導放射線治療(IGRT)による体外照射を行った場合には、画像誘導放射線治療加算として、患者1人1日につき1回に限 り、次に掲げる区分に従い、いずれかを所定点数に加算する。IGRT併用の治療を行うことができるのはべつにトモセラピーだけではない。
Varian Clinac iX
独立行政法人国立病院機構 北海道がんセンター:診療放射線科 コラム 第7回:リニアック装置が更新されましたにはこう書かれている。2014年3月24日より放射線治療室の第2リニアックとしてVarian社のClinac iXという最新鋭の機器が導入されました。さらにIGRTの説明
画像誘導放射線治療(IGRT)
この装置には、OBI(On Board Imager)という位置合わせ専用装置が搭載されています(装置の左右にある出っ張りの部分です)。
Elekta Synergy
東大、筑波大の博士論文で紹介した山本氏の博士論文によると東京大学医学部附属病院はElekta社のSynergyによるVMATによる治療を行っているとのことだ。論文の表題に書かれているように「画像誘導放射線治療を併用した」放射線治療(VMAT)の治療成績を報告した論文である。トモセラピーだけではなく、多分に新しい放射線治療装置はIGRT併用治療が可能であろう。
Elekta Synergyに関しては東大附属病院と同じ装置をいれ、東大病院の医師を非常勤で勤務させ連携している社会医療法人財団 石心会 川崎幸病院 放射線治療センターという例がある。 2)
1) トモセラピー - Wikipediaを参照のこと。
2) 以下のページを参照のこと
・前立腺と前立腺がん
「川崎幸病院は、2012年7月に放射線治療を開始するにあたり、最新の治療装置であるエレクタシナジーを導入し、がんへの理想的な照射が可能になりました。」
・東大病院との連携
・医師紹介
センター長の加藤大基氏は加藤大基、中川恵一『東大のがん治療医が癌になって』という本をよんでしったものだ。
この記事は掲示板の放射線治療装置 IGRTを元にしたものである。
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