もちろん、書き込むことはないが、5ch特有の言い方を楽しんでいる。最新の前立腺がん総合スレッド8 の845及び846に滋賀医科大に関する報道の表題とURLだけを示した投稿があった。
845 https://www.asahi.com/articles/ASM665QNHM66ULBJ004.html
846 https://dot.asahi.com/wa/2019053100014.html
5ch ではこれらの投稿に対してなんら反応はなかった。それはスレッドの1に書かれている以下の注に従っているのだろう。
※不謹慎な煽り・根拠のない書き込み・誹謗中傷はスルーしましょう私といえば、掲示板において845と同じページの紹介の投稿に対して6月 8日の投稿で反応した。スルー力が足りない言動であった。
昨今、老人力がますます強固になっていくので、その力をベースにスルーする勇気をもとう。
トリモダリティまたはOメソッドを標榜する病院に大勢の患者がおしかけていたという昔話を淡々とする日は近いだろう。
といったことはさておき、掲示板のみに書き込み、サイト、ブログに書いてない記事が随分増えてきた。情報としてはいささか古いものかもしれないが、転載、または書きなおしての記事を今後継続して続けようと思う。
長い前置きはここらへんで止める。
前立腺がんが確定し、いくつか本を読んだが、少し専門的で難しいが参考になったのは『最新医学別冊 新しい診断と治療のABC 49 内分泌4 前立腺がん』最新医学社だった。
病院の図書館にあり、熱心に読んだ。2014年2月25日に改訂第2版がでている。
前立腺がんの最新の診断・治療方法
治療法選択の参考になったのは以下のP.83の記述だ。
早期前立腺癌の典型例を示す。症例は60歳, 臨床病期 T1cN0M0, PSA 8 ng/ml, 超音波ガイド東京都立中央図書館で閲覧した改訂第2版の同様な症例が書かれているページ 、P.95 の記述は以下のとおり。
下の系統的生検 12本中3本(右側の尖部, 中部, 基部)にGleason スコア 3+4の前立腺癌を
認めた。
これらの数値をメモリアルスロンケタリング癌センターのWebサイトの予測ツールに入れると,
Partin 表や Kattan の各種治療方法後のPSA非再発率が計算される。
・被膜内限局癌の可能性 : 49% (日本版ノモグラム : 73%)
・被膜外浸潤癌の可能性:40% (日本版ノモグラム : 24%)
・精嚢湿潤の可能性 8% (日本版ノモグラム : 2%)
・リンパ節転移の可能性 3% (日本版ノモグラム : 1%)
・手術後5年のPSA非再発率 : 80%
・三次元体外放射線治療後(72Gy, 内分泌治療なし)5年のPSA非再発率 : 84%
・密封小線源治療後5年のPSA非再発率 :74%
早期前立腺がんの典型例この最新医学社発行の本に関する記述は掲示板の2014年 8月27日の投稿及び2014年 9月 6日の投稿による。
症例は60歳, 臨床病期 T1cN0M0, PSA 8 ng/ml, 超音波ガイド下の系統的生検 12本中3本(右側の尖部, 中部, 基部)にGleason スコア 3+4の前立腺がんを認めた。
これらの数値をMemorial Sloan-Kettering Cancer CenterのWebサイトの予測ツールに入れると,以下の予測値が計算される。
・被膜内限局がんの可能性 : 71% (日本版ノモグラム : 73%)
・被膜外浸潤がんの可能性:19% (日本版ノモグラム : 24%)
・精嚢湿潤の可能性 6% (日本版ノモグラム : 2%)
・リンパ節転移の可能性 2.8% (日本版ノモグラム : 1%)
・手術後5,10年年のPSA非再発率 : 92%(東京医科大学のノモグラム82%), 88%
・手術後10年時のがん特異非死亡率 : 99%
本日、改めて改訂第2版の表題と筆者を眺めるといまではしっている医師の名前が散見するが当時は新鮮な感じで読んだことだろう。
東京医科歯科大学の木原和徳氏が編集ということで、以下の手術に関する内容も木原氏の意をくんだものだろう。
3.手術療法
(1) 開放手術(準ミニマム創) 栃木県立がんセンター 川島 清隆
(2) 腹腔鏡手術 天理よろづ相談所病院 奥村 和弘
(3) ロボット支援手術 鳥取大学 瀬島 健裕ほか
(4) ガスレス・シングルポート・ロボサージャン手術 東京医科歯科大学 木原 和徳
ブログ村に参加しています。ランキングのクリック、よろしくお願いいたします。

にほんブログ村

この記事へのコメント