インテュイティブサージカル株式会社の"da Vinci Certificate"を取得しないとda Vinciによる手術不可のようだが、具体的にどのような教育コースなのか会社のサイトをみたところみつけることはできなかった。以下のページをみつけた。
プレスリリースにはトレーニングセンター着工があり、江東区に2015年夏、完成予定と書かれていた。
安全への取組|手術支援ロボット「ダヴィンチ」徹底解剖|東京医科大学病院には次のように書かれている。
「ダヴィンチ」の製造元であるIntuitive Surgical社では、認定資格(certificate)制度を設けており、術者は専門の研修認定施設でトレーニングを受講します。資格取得後、最低10例の症例を見学してから手術に臨むことが義務付けられています徳島大学の西野豪志氏が吉田卓弘とともにトレーニングをした文が掲載されていた。
これは2014年 胸部・内分泌・腫瘍外科教室NEWS一覧よりリンクされているものだ。さらに、「da Vinciのcertificateを取得しました。(食道・乳腺甲状腺外科)」という文があり、da VinciのCertificateを取得しました!というページがリンクされていた。
ロボット支援手術 昭和大学における導入で紹介した昭和大学の深貝隆志氏のda Vinci導入に関することが書かれていた昭和大学学士会シンポジウム 「最先端医療における手術支援と低侵襲性手術」での「前立腺癌に対するロボット手術」という表題での講演を改めてみてみる。深貝氏を以下のように紹介している。
深貝先生は,泌尿器の内視鏡の認定医でございまして,また,ダヴィンチ手術の,中心的存在で,今,後継者を育てております.また、「東京医大におられた吉岡教授に来ていただいて,始めております」と書かれている。そうして「2013 年の 9 月 30 日に,第 1 例目の手術を行いました.」ということなので、深貝氏の経歴を調べた。実地医家が知っておくべき泌尿器科疾患の診断と治療によると以下のとおり。
1986年3月 昭和大学医学部卒業
2003年4月 昭和大学泌尿器科学教室 助教授
2007年 4月からは准教授に変更
2014年3月 昭和大学江東豊洲病院 泌尿器科教授
准教授のときに「豚のお腹で手術をするオフサイトトレーニング」をし、da VinciのCertificateを取得したということになる。
スタッフ紹介 | 当科について | 昭和大学江東豊洲病院外科系診療センター泌尿器科でda Vinci Certificate取得者 を確認する。
7人中5人が取得済みである。
教授からのご挨拶 | 当科について | 昭和大学江東豊洲病院外科系診療センター泌尿器科にはこう書かれている。
私たちは、江東豊洲病院の開院前には、東京都品川区の昭和大学病院にて前立腺がんの治療を数多く行ってきました。特に、先進技術を用いた低侵襲治療に傾注しており、密封小線源治療(シード治療、ブラセラピー)は現在までに約800例に施行し、江東豊洲病院においても現在順調に行っています。また、ロボット手術(ダ・ヴィンチ)は、当院医師が昭和大学病院に出向して施術しており、希望される方には昭和大学病院と連携し当院担当医が執刀、その後のフォローは江東豊洲病院で行う体制も整っており、低侵襲治療の幅広い治療オプションを提供することができます。昭和大学江東豊洲病院にはダ・ヴィンチは持っていないが、対応するという十分な体制をとっているということだ。
時代はロボット支援手術ということで、希望する患者も多くそれに対する体制ということだろうか。
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