コメントについてもう少し書く。最後にこう書かれている。
Lower rates of metastasis in the EBRT + BT + ADT group are also interesting, posing the hypothesis that high-dose localized radiation may have an indirect protective effect on metastasis via immunological mechanisms. A higher proportion of activated T cells along with lower levels of regulatory T cells in men after BT [5] may contribute to maintain remission and reduce or delay distant failure via immunomodulatory mechanisms.
Google翻訳略号(EBRT:外照射、BT:小線源、ADT:ホルモン療法)
EBRT + BT + ADT群における低転移率もまた興味深く、高線量の局在化放射線が免疫機構による転移に間接的な保護効果を有するという仮説を提起している。BT [ 5 ] 後の男性における調節性T細胞のより低いレベルに伴う活性化T細胞のより高い割合は、寛解を維持し、免疫調節機構を介して遠隔不全を低減または遅延させるのに寄与し得る。
参照されている論文は、5. Oncol Rep. 2018 Jan;39(1):417-424.である。
これは北里大学 医療衛生学部 医療検査学科 免疫学の久保誠氏を筆頭著者とする論文である。
結論の部分を以下に示す。
Thus, LDR brachytherapy was demonstrated to induce effective immune responses in patients. This increase of activated T cells may contribute to maintenance of remission and reduction of relapse rates.
Google翻訳T細胞よく分からなかったので、検索し、免疫療法 もっと詳しく知りたい方へ:[国立がん研究センター がん情報サービス 一般の方へをよんだ。T細胞が強まった状態はよさげだ。
LDR近接照射療法は、患者において有効な免疫応答を誘導することが実証された。活性化されたT細胞のこの増加は、寛解の維持および再発率の低下に寄与し得る。
患者数は36人でそう多いものではない。さらにHDRではどうか、IMRTではどうだったかの比較研究ではないので小線源治療のみがT細胞を活性化させるかどうかは分からない。
この久保論文を参照しているのはGoogle Scholarで確認すると現在のところ上記のコメントだけである。
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この記事へのコメント
gettingbetters
血液検査?
医科大ではそのような論文はかいているのでしょうか?
石葉
Peripheral blood samples were collected periodically
Google翻訳
末梢血サンプルを定期的に収集した
末梢血はウィキペディアには以下のように書かれれいます。
末梢血(まっしょうけつ、英名Peripheral blood)とは通常の血液のことである。
概要
血管の中を流れている通常の血液のことである。
血液検査や献血の為には通常は腕の血管から採取する。
骨髄や脾臓・肝臓にプールされている血液やリンパ、組織液、臍帯血などと区別するために末梢血という。