前立腺がん 自分の生活に合った治療を選ぶ (別冊NHKきょうの健康)より救済放射線治療の線量を引用した。
全摘除術後に再発した場合は、前立腺のあった場所に66〜70グレイの放射線量を照射します。救済放射線治療 その2及び救済放射線治療 その3で示した論文における照射線量を調べたので以下に示す。
1. 寺井章人 2005年 60 Gy
2. 和田崎晃一 2007年 60-66 Gy (median, 60 Gy)
3. 波多野浩士 2012年 中央値 60Gy(60~70Gy)
4. 南村和宏 2013年 照射線量(Gy)の中央値は70(44〜72)
5. 溝脇尚志 2015年
>70 Gy 6人 >65 Gy to ≤70 Gy 70人 >60 Gy to ≤65 Gy 105人 ≤60 Gy 5人
6. 富田夏夫 2009年 Median RT dose was 60 Gy (range, 50-66 Gy)
7. 梅澤玲 2011年 The median RT dose was 64 Gy (range, 60-72 Gy)
これをみても、66〜70 Gy ということはいえるが、2000年代は少し線量少なかった模様だ。
-----以下、2018/09/16に追記(救済放射線治療 その4記載に伴う)
8. Giovanna Mantini 2018年 患者数 123人
前立腺床への最小線量は64.8Gy
診断時の腫瘍の特徴に応じて、より高い線量、70.2Gyを照射(85.4%)
および/または予防的骨盤リンパ節照射(57.7%)
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