本日、Google Scholarで「"adjuvant radiation therapy" prostate」という検索語で検索してみた。2018年以降で2,350件みつかりそのtopとして論文、JAMA Oncol. 2018 May 10;4(5):e175230.を見出した。
手術後、不利な病理学的特性(すなわち、pT3 および/または断端陽性)を持つ前立腺がん患者を対象とした論文である。米国の10の大学医療センター(この中には私もしっているMayo Clinic、Duke University Medical Center、Harvard Medical Schoolが含まれる)において1987年1月1日から2013年12月31日の間に治療された1566人の連続した患者が対象である。アジュバント放射線療法:adjuvant radiotherapy (ART)と早いサルベージ放射線療法:early-salvage radiotherapy (ESRT) を比較したものである。
PSAが0.1〜0.5 ng / mLを有する1195人がESRTを受け、0.1 ng / mL未満の371人の患者がARTを受けた。
手術後の追跡期間の中央値は以下のとおり
ART 65.8カ月
ESRT 73.3カ月
12年PSA非再発率
ART 69%
ESRT 43%
非遠隔転移率
ART 95%
ESRT 85%
全生存率
ART 91%
ESRT 79%
上記の論文と比べ、全生存率が結構良好な結果となった。また、一病院ではなく、複数の病院での解析というのも異なる。
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