日本癌学会 市民公開講座におけるがん研有明病院の小口氏の発表

日本癌学会市民公開講座よりリンクされている日本癌学会|第21回 日本癌学会市民公開講座(2013年年4月21日)講演4 ここまで治せる最新放射線治療 小口正彦(がん研究会有明病院放射線治療部・部長)をみた。

7分41秒付近から前立腺がんを例としてIMRT、IGRTについて説明している。
がん研有明病院の治療成績が12分54秒付近から話されている。
IMRTを開始して7年、409人中PSA再発した人はわずか8人、それも超高リスク4人、高リスク4人という極めていい成績である。
PSA非再発率は 8/409 2.0%(小数点以下第2位を四捨五入)である。

"小口正彦"、"Masahiko Oguchi"でPubMed及びGoogle Scholarで検索しても上記治療成績を示した論文を発見することはできなかった。

ただ、Jpn J Radiol. 2017 May;35(5):269-278をみつけた。
これは臨床試験、UMIN000003218の結果を報告するものである。
「中間リスク前立腺癌に対する70Gy/28分割の短期強度変調放射線治療の安全性と有効性を検討する」ということで、私が参加した臨床試験UMIN000007810と同じ寡分割照射である。先行したものと思われる。

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