原理編と実践編とに分かれていて、実践編は私にとって今すぐ参考にするというところではないので軽く読んだ。
ツッコミとボケを比喩とした原理編はなかなか面白かった。P.217の結論には以下のように書かれている。
第二章(原理編2)もともと、「空気の読めない」ことを何ら反省、脱却を意図せず、「周りに対して共感的な生き方」はしてこなかった。といっても何か一つのことを深く学び勉強を継続するといった殊勝な心構えはもたなかった。こだわりは「私はこうである」という限定をしないということだった、そのことに気づいたというのがこの本を読んでの率直な感想であろう。
環境のノリから自由になるとは、ノリの悪い語りをすることである。
ノリの悪い語りが、自由になるための思考スキルに対応している。大きく分けて、思考にはツッコミ=アイロニーとボケ=ユーモアがある。根拠を疑って、真理を目指すのがアイロニーである。根拠を疑うことをせず、見方を多様化するのがユーモアである。勉強の基本はアイロニカルな姿勢であり、環境のコードをメタに客観視することであるが、その上で、本書では、アイロニーを過剰化せずにユーモアへ折り返すことを推奨している。
だからどうするというのは、とりあえず、残り少ない時間を考えるとなにか限定して勉強するのもいいかなと思ったりした。
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