朝食後の低用量のアビラテロンの服用

「新しい臨床研究の結果から、抗がん剤アビラテロン(商品名ザイティガ)は、指示より少ない用量を低脂肪の朝食後に服用すると、空腹時に薬剤ラベルの指示量を服用する場合と同等の効果を得られることが示唆された」という食後の摂取 ― 前立腺がん治療薬を減量できる可能性 | 海外がん医療情報リファレンスという記事を読んだ。この記事はTake with Food: Study Tests Lowering Dose of Prostate Cancer Drugという記事を紹介したものだ。

添付文書では次のように書かれている。
用法・用量に関連する使用上の注意
(1)本剤は食事の影響によりCmax及びAUCが上昇するため、食事の1時間前から食後2時間までの間の服用は避けること。
満腹時に少ない用量でいいりくつとして以下のように書かれている。
空腹時ではなく食後に服用した方が吸収されやすい。これは、食物内の脂肪分子が胃や腸において薬を効率的に運ぶためであるとRatain医師は説明した。そのため食後に服用した場合、血流中を同じ濃度にするための薬は少なくて済む。
いずれにしろ少ない人数(72人)の ランダム化比較試験の結果であり、これがそのまま臨床に適用されるかどうかは分からないが、経済的な側面では注目される結果報告であろう。

今は亡き角さんのTaking Abiraterone with Food May Helpと題した報告は用量を減じたものではなかった。

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