田辺園子『伝説の編集者 坂本一亀とその時代』

ファミリーヒストリー「坂本龍一~父との葛藤 福岡藩黒田家に仕えた先祖~」をみて、田辺園子『伝説の編集者 坂本一亀とその時代』作品社を読んだ。

坂本龍一の父親が河出の編集者であったことはしっていたが、具体的に作家とどのように関わり出版していたかはまったくしらなかった。
なお、名前の正式な読み方はP.126によると「かずき」ということのようだ。

野間宏、椎名麟三、三島由紀夫、中村真一郎、埴谷雄高、武田泰淳、小田実、高橋和巳、井上光晴、丸谷才一、いいだももなど、しらない作家はいない。

現代のめからみると独断的な編集者で上司にはもちたくないタイプともいえるが、その仕事のやり方は別として作家が長編を書き下ろしで書き上げたことは編集者として優秀だったのだろう。

文学は暗く人間の性とその周りのことがらを執拗に描くといった一面的なみかたからは当の昔に脱却したが、行きつく先は土壌がしっかりしていない土地に一人 立っているに過ぎないのではないかという暗然たる気持ちになってしまう。
ただ、それでも自由であることは変わりはない。

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